2023/10/19
こんにちは^^
こどもやのキノです^^

「実感」に負けない「真実を受け入れる力」を持つ。
こどもやでは、宇宙や太陽、惑星、地球・・様々な「種まき」をしています。
最近は、太陽や月のお集まりが大人気。

まずは、子どもたちと太陽について問いかけたり、いろんなお話しを楽しみます。
子どもたちも自分の経験や知っていることをうれしそうに話してくれます^^

そのあと、ちょっと惹きつけながら
「聞いて!」
「実はね…太陽は動いていないんだ。」
と伝えました。
すると
「えっ!?」という表情を見せる子どもたち。

昼間、高い位置にある太陽を見たり、
夕方、海に沈んでいく太陽を見たり。
「太陽が動いている」という実感を伴っている子は
びっくりしたような顔をしています。
でも、子どもたちはすぐに
「そうなんだ!」「どうして?」
そうやって受け入れてくれるんです。

子どもたちのように
・自分とは違う考えを素直に受け入れる
・自分の予想とは違うことを知ろうとする
そんな
素直さ・柔軟さは
子どもが本来持っている、とっても大事なスキル。
生涯ずっと持っていて欲しい宝物なのです。

昔の人たちが地動説を受け入れられなかった事実や
頑なに自分の経験則から外れたものは信じない人。
「わたしはそんな頑固者じゃない!」と思っていても
「実感」というのは大きな影響力を持ってしまうことを認識しておく必要があります。

「自分の感覚を大事に」
「感覚に従って判断する」
これらは時に大事なことで、
時に「実感」は正しい時もありますが、
実際は、
どんなに賢い人の「実感」でも
事実とは違っていることがあります。
コペルニクスのような頭脳明晰になるには?
知らないことを目を輝かせながらきく子どもたち。
この子たちを見習いながら
「明晰な思考」に必要なことを考えてみました。
それは
・自分の常識と離れたところから見る力
・実感とは対極にある考えを受け入れてみる力
・自分の予測とは違う事実に着目する力
それが思考力と視野をどんどん広げ
豊かで優しい心を育む土台になると考えています。

(地動説を唱えたコペルニクス)
「伝記」の本を持っていますか?
娘が大好きな本です。(漫画でもいいです)

昔は目に見えない事実を信じることが今よりも難しかったんだ。
天動説の逆説(地動説)を唱えるだけで死刑になることもあったんだ。
そんな中で「真実に向かう学び」をしていた偉人がいることを知って、
娘はなんだか切ないような表情をしたあと
「知らないことも素直に受け入れられる自分になりたい」
そう話してくれてびっくりしたのを覚えています。
ママになんでも話したい!聴きたい!そう思われる「対話の基本」
わたしは何度もあえて「対話」という言葉を頻回 につかっていますが
そもそも「対話」になっているかな?と省みるようにしています。

大人は、自分の知っている事実を「教えたい」となってしまいがち。
とくに子ども相手には。
でも、その姿勢では「対話」ではなく「教え込むための話」になってしまうのではないかと、わたしは考えています。

わたしが子どもたちを相手に「対話」するときに意識していること
それは
◯自分と相手は「対等」であるとしっかり認識する
◯相手のこだわりを尊敬すると決める
◯自分とは「ちがう人間」であることをしっかり認識する
◯相手の「考えを知ろう」と意識する
◯相手の価値観を受け入れ「自分が変わるつもり」でいる
誰かと対話をしようとするとき
親と子、年齢、知識量、経験量・・そんな上下の視点を取り除く。
子どもでも「対等な相手」であり
尊敬する対象であり、
自分とは違う人間であるという大前提を意識する。
そして、
自分の言いたいことを伝える場ではなく、
相手の考えを知ろうとする時間であること、を意識する。
(すぐ自分の考えばかり話そうとしちゃうお喋り野郎なので・・笑)
そして、対話して相手を知った上で
自分の考えと行動を変えることを厭わないと決める。
それらが守られていれば
子どもは
「この人は対等に自分のことを尊重してくれる相手だ」と認識してくれます。
子どもたちは本質を捉えることがとても上手。
「この人とは話してもいいかな」そう信頼してもらえれば
心を開いて話をしてくれます。

この子の価値観を受け入れ、自分の概念を広げ、豊かな対話をしよう
そう意識した上で「対話」をすることが
「教え込み」にならない対話のコツであると考えています。
目に見えるものはわずか4%?
わたしたちは
地球が太陽の周りを回っているのを自分の目で見たことがなくても
星空を見て星が動いているように見えても、
「地球が太陽の周りを回っている」ことを信じています。
目に見えないことを受け入れています。
世の中で目に見えるものはわずか4%くらいだと言います。
96%は見えないもので構成されている。
そんな「見えないものを見る力」を子どもの頃から柔軟に持ってほしいと思っています。
それは
「なんでもかんでも信じること」ではなく、
考えるための材料(知識)を持った上で、
自分で情報を取捨選択しながら
考える力と優しい心を育んでいく。
ということだと考えています。

(赤い羽募金をしてとても嬉しそうな2人)
目に見えないことがほとんどの世界。
目に見えていることだけ、自分の「実感」「経験」だけを信じていては、限界がやってきます。
「自分の中の常識」で、思考を制約しないこと。
「実感」だけじゃなく、真実を見つけるための「考える力」をつけること。

以前、ダンスレッスンに緊張して自分に自信がなくなっている娘に
「昨日と1つだけ、違うことをしてきてごらん。」
「1分だけでいいよ。」
そんな話をして送り出したあと、
自分の力で殻を破って
「初めてのものにチャレンジするときは、最初からエイって飛び込んだ方がラク!」
そう言いながら笑顔で帰ってきて、
自分の中の成功経験としてその理論を今も活かしている娘の経験があります。
そうやって、いつもと違う行動をしてみると、新しいひらめきや発見がやってくるかもしれません。
これからの時代、コペルニクスのように
自由で多様な視点を持つことはとても大事。
自由で明晰で柔軟。
そんな子どもたちを応援していきたいと思っています^^
子育ても、ビジネスも、種まきも、対話も、共通の原理がある。
わたしはインスタで「子どもとの対話」をよく載せています。
でも「子どもにどう話すべきか」を考えたり
コーチングなどを学んだり・・などしたことはありません。
自分が大事にしている理論を持った上で、対等に、大切に会話をする。
というだけです。
こどもやで大事にしている言葉や経験。
仕事に向かう上で大事にしている言動。
種まきで問いを立てるときの定石。
それらには全て共通点があり、その理論を相手との関わりに使う。
「種まき」をするために「学び」を広げ・深めていると
おのずと
偏った考え方は減り
フラットで平和な考え方になる。
それが子どもたちにも伝わっているように感じます。

こどもや種まきコースは
時間がない私だからできたカリキュラム。
たっぷり子どもと向き合う力と時間があれば
きっと違う方法で向き合っていたかもしれません。

子どもをないがしろにして申し訳ない。
ダメダメしたり自分本位で怒ってばかり。
私だって、今でも、そんなことあります。
(もちろん笑)
でも、「種まきの対話」が「保険」になってくれているのです。

この、子どもたちとの対話時間が、
愛情や知識や優しさを、ちゃんと保険として子どもたちの心に担保してくれている。
笑いあいながら優しい気持ちになれる対話をした時間が保険になる。
怒ったり、youtube見せてばかりで、構えない時間があっても、
種まきの対話は子どもの心と記憶に「保険」として効いてきてくれる。
だから、忙しいママにこそ一緒に学んで種まきをしてほしい。
そう考えています。

ちょっと余裕があるとき、隙間時間に、
ちょっとだけ楽しい対話時間を共有しておくこと。
そんな気持ちの良い共感をしておくと
【この人たちはわかってくれる】という思いが保険になるのです。
「ママは今怒ってるけど、時々忙しくてこうなるんだよな」
と、理解の幅で効いてきます。
(子どもたち、ありがとう笑)

隙間時間の接し方と言葉が子どもに生きてくる。
そんな「こどもや種まき実践コース」
「余裕が出たら・・」と言ってたら、いつまでも「余裕があるときは来ない」んですよね。(痛感;)
きっと今がチャンスです。ぜひこの機会にどうぞ♪
*募集は終了しています

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