広い視野で子どもの人生を見つめるために

実は今年に入って、
相談支援従事者や児童発達支援管理責任者、サービス管理責任者になる方々と
同じ学びと研修に数百時間を費やして学んでいます。


といっても、私は今のところ、この資格を取って児発管やサビ管になる予定があるわけではありません。

それでも、今この学びをしておきたいと思ったのには
子どもたちみんなが幸せになるためには、
今この場所でだけ良ければいい、
この場所でこの子が安定すればいい、という考え方ではなく
もっと広く長く見ていかないといけないと思ったからです。

日本の社会の福祉の分野には
どんな職種があって、
どんな場所があって、
どういうサポートがあって、
どういうバイアスがかかりやすくて、
どういうハードルがあるのか、
それを広く知りたいと思って、この研修を受けました。

「子どもの人生」をもっと長いスパンで見れるように

私は日々、子どもたちと関わる中で、今この瞬間の安心や幸せを大切にしています。


でも同時に、目の前の子どもたちがこれからどう生きていくのか
地域に出ていくとき、どんな社会資源があって、
どんな人と関わり、どんな働き方や生き方があるのか。

そうした「子どもたちの幸せな人生」を見通すことも、
教育に携わる私には必要だと感じていました。

だからこそ、福祉の世界全体を俯瞰して学び、実践的な研修を受けれた研修は
とても貴重なものでした。

児童の分野だけではなく、成人の障害福祉や就労支援など、より広い社会の仕組みを知ることで、
「この子が大人になったときに出会うかもしれない環境」を想像できるようになります。



そうした広く長い視野を持って子どもたちや親御さんに関わっていきたいなと思っています。

できないことにフォーカスするだけではなく

今回の学びや研修を通して
「この人(子)がどんなふうに幸せを感じながら生きていきたいか」を大切に
サポート側が試行錯誤を繰り返し、努力していくことが大事である、
と私は解釈しました。

教育も、福祉の分野も、本質は同じだなと思いました。


できない部分への支援だけでなく、
その人の人生観にワクワクを生み出すようなサポートをどう設計できるか。
そして、計画で終わらずにどう実践し続けていけるか。

それを考える時間が、とても大切で、胸が熱くなりました。


課題や困難にばかり目を向けるのではなく、
その子の「こうなりたい」「これが得意」を大切にしたい。

子どもを変えるのではなく環境を整えてサポートをする。

その延長線上に、自信と未来が見えてくるのだと思います。

「今・ここ」だけで完結しないサポートを

子どもが安心して過ごせる場をつくることはもちろん大切です。

でも、「今ここでうまくいけばいい」だけでは終わらせたくない。

その子の生きる力を、地域の中で、社会の中で、
支えていけるようなサポートを考えられる人でありたいと思います。


定型発達の子も、サポートが必要な子も、
子どもたちみんなが幸せに生きていくために私はこれから何をしていけばいいのか
改めて考えさせられる時間でした。

子どものために学び続け、
一人ひとりの人生を長く・広く、見守れる大人であれるように
これからも精進しようと思っています^^

読んでくれてありがとうございました^^

きのでした♪

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