わたしのおもちゃは貸したくない!この鞄はママが持つべき!

2016年09月12日

こんにちは♪

きのです(^^)

「お風呂はママとじゃないとイヤ!」

「パパの席に他の人が座ったらイヤ!」

「いつも同じ場所に置いてないとイヤ!」

「私のおもちゃを他の子が使っているとイヤ!」

「ママのカバンをパパが持ったらイヤ!」

のようなことがうちではよくあります^^

モンテッソーリ教育を学んでいると、

これらは「秩序が乱された」から嫌なのだと気付かされることが多いです。

(発達の特性の問題によって、それだけで片付けられないことももちろんあります)


「秩序の敏感期」とは

「いつもと同じがいい」という子どもの感受性が現れる時期のこと。

幼い子どもは生まれた環境に適応しようと頑張っています。

その中で「いつも同じ」ということで

自分の位置を確認して

「これから何をするのか」「ここでは何をするのか」などを予測して

安心しています^^


だから初めての場所は怖がる子も多いです^^
いつも託児にきているYちゃんはすっかり慣れて落ち着いてます笑^ ^

私達大人も、

いつも変わらず同じ場所にスーパーがあって

いつも同じ営業時間だからこそ

慌てずに買い物ができます^^

そして「自分のものは自分のもの」という「所有権」が守られているから

安心して沢山のものを買って「自分の物」を増やすことができます

こう考えると、大人もこの世界が秩序だっていることで

安心して過ごせていますね(^^)

わたしはいつも

娘がどうしてグズったのかを考えてみると

よく、この「秩序感」が乱されていた、ということがあります。

今朝は

体調のあまり優れない私を気遣って

夫が娘の保育園のカバンとお昼寝セットを持って

「荷物多いからママの車に置いてくるね」

と、まだ早い時間でしたが、荷物を車まで運んでくれました

それを見た娘は大泣きでした

「そのカバンとお昼寝セットはいつもママが持っているのに!」

「パパはそのカバン持ったらだめ!」

「まだ出かける時間じゃないのに今持つのはダメ!」

という感じです

こういうときは

いつもと同じ状況に戻すと落ち着くことが多いです^^

このように

私達大人にとっては「どうでもいいこと」でも

子どもは「同じ」にこだわります

「私の隣はママが座って!」

「お風呂上がりにタオルで身体を拭くのはママ!」

など、

ママと一番長く一緒に居るから

「なんでもママにやってもらいたい!」というのは

秩序があるからしょうがないことかもしれません^^

いつもパパは拒否られているように感じていますが笑、

夫は拗ねながらも「これも秩序感のせいだよね…」

と言い聞かせています^^笑

特に0〜3歳は

この秩序の敏感期が目立つので


「変なこだわりが強い」

「自分のものを貸してくれなくてケチな子かも」

「イヤイヤ期だから何でも理由なく嫌なのね」

と捉えがちですが

<子どもは大人とは違う捉え方をする>

という秩序感の違いを理解しておくと

グズっている理由が分かるときがあります^^

「これは私のオモチャだから使ったら嫌〜(><)!」

というのは

「持ち物と持ち主が一定で、いつも同じである」ことが秩序だからです^^

「なんで泣いているのか分からない」ときに

・あっ、もしかして秩序が乱れたかな?

・いつもと違っていたかな?

子どもの立場を理解して、子どもに敬意を持って接する

ということをモンテッソーリ教育では推奨しています^^

先日は靴を脱ぐ場所がいつもと違った時に大泣きして、

「あ、靴だな」と分かったので
 (←じゃあ最初からやれよ、という感じですが笑)

また靴を履き直して、玄関から出て、また家の中に入って、

靴をいつもの場所で脱ぐと落ち着きました

「ふぅ、やっぱり秩序を乱しちゃってたか。すまん。」

と一件落着することも多いです^^;

もちろん、世界はいつでも「同じ」ではありません

その「違い」「変化」に適応できることが大事なのですが

その能力獲得は娘にはもう少し先のことのようです^^

その前提として「秩序」という足場を固めています^^

この「秩序の敏感期」があるから

その後の「比べる」「分類する」「対応する」など

という知性の発達に結びついていくのかもしれません^^

モンテッソーリ教育を学んだ人たちの中でも

「秩序の敏感期という現象を知って育児がラクになった」

ということをよく聞きます

「秩序の敏感期」を意識して子どもを観察してみると

こだわりが強くて大泣きされても

「おお〜これがモンテッソーリの言っていた秩序の敏感期か!」

と観察対象として面白いです^^笑

こうやって並べるのも秩序の敏感期ならでは…

秩序の敏感期を知っていると

子どもの環境設定も変わってくるので

これを踏まえた上で、モンテッソーリの環境についてまた書きます^^

では、今日も良い一日をお過ごしください(^^)

きのでした^^

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